仮想通貨を試用し始め、取引所を海外含めていくつか開設しました。
仮想通貨取引所については、個人的な評価を実施してきましたが、金融庁による仮想通貨交換業者登録は、9/Eの時点で、11社にとどまりました。
17社は継続審査中となっています。
このブログを書いたのは、他の仮想通貨のニュースを発信している方が「登録されてない取引所から出金した」との記事を見たのがきっかけです。
本ブログでは、「もし、こうなったら」という発想をしてますので、この状況について、自分なりに考え、結論として、今回登録されなかった取引所から通貨を移動することにしました。
個人的な見解にもとづくものですが、何かのご参考になれば幸いです。
目次
登録された取引所の評価
今回、登録された取引所については、すべてを開設している訳ではありませんが、私がPositiveに評価した取引所は登録されていました。
一番良いと思ったのは、GMOコインですが、やはり登録されていました。
また、取引所をOpenする時に、規定を読みましたが、その記述が怪しいと思った取引所や別評価でこのましくないと思った取引所は登録されてませんでした。
どの取引所かは、営業妨害や風評被害になるかもしれませんので、ここでは、特定はしません。
なお、一般的な取引所の評価については、以下の記事にまとめています。
取引所のリスク
取引所のリスクについては、その後、ネット情報などを見ましたが、上記の記事であげていなかったのは、取引所内部のものによる犯行です。
いくらスマホで二段階認証しているとしても、内部にいる人がID/PWDや二段階認証の情報を持っていたら、どうなるかはわかりません。
二段階認証の情報は、本人にしかみえなければ、そういうリスクはないと思いますが、不明です。
内部にいる人が二段階認証がいらない設定で、個人の口座の仮想通貨を移動できないようになっているか否かはまったくの不明です。
「だいじょうぶだろう」と思いたいですが、内部統制やチェックが不十分で、「もし盗まれたら、どうするか」と考えると、リスクは残ります。
今回(2017/9/E時点)、取引所として登録されてないところは、何がしかの内部統制的な問題があるのではないかと疑ってしまいます。
というのは、証券会社と比べて、満足できそうな対応をしているところが、GMOコインくらいしかなかったからです。
何が起こるか
取引所がどんどんと今後審査に合格して登録されたら、特に問題は起きないと想定します。
でも、もし、自分が仮想通貨を置いている取引所が登録されなく、営業しなくなったらどうなるか、を考えてみました。
仮想通貨は売却して出金する場合
保有している仮想通貨をその取引所で売却しようとしても、その取引所で買う人がいれば、その人がお金を支払うので、決済されて、自分がお金を引き出せることになります。
その場合は問題はありません。
取引所は、購入者からのお金を、売却者に送付すればよいので、自分のお金を使うわけではありません。
ただ、前提として、そのお金を分別管理しており、購入者が払ったお金をきちんと保全している場合に限ります。
そのお金を別の用途に勝手につかっていたら、支払えるお金がありませんので、売却者はお金を入手できなくなります。
でも、もし、その取引所は取引を廃止するので、購入する人がいなかったらどうなるか….
売れないために、仮想通貨の値段が暴落していくのではないでしょうか?
暴落しても買い手がいれば、損しますが、資金が手当てされ、出金できます。
買い手が売り手より少なければ、売却、出金することができなくなるリスクがあります。
仮想通貨を他の取引所に転送する場合
その取引所での出金はあきらめ、仮想通貨を他の取引所に送金・移動する。
こうすれば、その取引所で売却・出金できなくても、他の取引所で対応できるので、安心です。
ここには、リスクがないか….
送金処理がきちんとできるということが担保されなければいけません。
大量の送金処理で、処理がパンクする、システムにエラーが出て、システムダウンする。
あるいは、ないかとは思いますが、システム担当が夜逃げして対応できなくなる….
金融庁の指導もあるので、ヘンなことにはなりにいくとは思いますが、送金不可リスクは、以上のような例です。
これらのことがあれば、仮想通貨市場に動揺が走り、換金リスクや流動性リスクが損なわれるので、暴落する危険があると思います。
通貨の移動
個人的に怖いと思うのは、送金不可リスクよりも、暴落リスクかと考えてます。
両方リスクですが、暴落がありそうだと感じたら、最初に売りを入れたいです。
そのために、その売却のオーダを正常に入れるために、仮想通貨は移動することにしました。
登録されてない取引所から、登録されている取引所か、海外取引所に移動することとしました。
海外の取引所は、セキュリティ面での不安があることと、それから何か起こった場合、金融庁や取引所に日本語で対応を迫ることができないので、リスクはあります。
なにせ、長期的に見れば、海外ヘッジファンド、米国銀行、米国証券会社で痛い目にあってきてますから…
でも、ここでは、暴落リスク、売却不可のリスクにより重点を置くことしました。
今回登録された業者で、それらのオルトコインを扱うようになれば、また移動する予定です。
まとめ
今回、ここで述べたことは、あくまでも個人的な見解によるものです。
実際どうするかについては、私は責任を負えませんので、あくまで個人でご判断お願いいたします。
なお、私としては、今回(2017/9/E)登録されなかった業者とは当面取引することはないでしょう。
形だけの内部統制でなく、実質的な内部統制が重要なのは、いろいろな企業を見て明らかであり、リスクが大きい仮想通貨取引で、そのリスクを増やしたくないのがその理由です。
関連記事はコチラ↓
サトシナカモトの論文の読解~ブロックチェーン技術の把握と問題の識別
追記2017/12/03) 試用くらいはしてください、とのコメントもありましたので資金を投入しはじめました。
かなりの取引所をOpenして、論文を読んだりしています。現状は、Bitcoin中心にオルトコインを複数保有しており、国内取引所ではサービスが良くなり、リスク対応もしているbitFlyerを使うようになりました。
かなりの利益があがるようになりました。
基本的な認識は「ばくち」と思っており、投資割合は抑えてます。このバブルは近々何かの理由で崩壊するかもしれないし、2,3年から4,5年続くかもしれないと考えてます。よっていざという時に売り抜ける臨戦態勢にして資金を投入しております。
この記事へのコメントはありません。