仮想通貨の確定申告の作業を段階的に行いながら、初心者向けの記事も作成していました。
多量の複雑な取引を整理していきます。何回かのシリーズになりますが、今回はいよいよ最後のBinance取引編です。これで一時加工データはすべて集まります。
それでは、エクセルの一次加工データにしていきます。
BINANCEでは結構取引があったと記憶しています。12月にBTCが暴騰したあと、XRPがレンジブレークして上昇しましたので、BTCを利益確定して、XRPに乗り換え利益をとった記憶があります。その取引所はBinanceであった記憶です。
利益は、他の雑所得と相殺できるので、そこそこのちょうどいい利益だと嬉しいです。
他の副業関係のスクール代がかかってますが、これと相殺です。
なお、税金計算上の疑問点については、必要な箇所は、税務署にも適宜電話で確認していきます。
本日で確定申告開始(2/16)の前日になりました。これからさらに加速して総整理をしていきます!
目次
Binance
Binanceは、世界最大となった、海外の取引所です。8カ国の言語対応ですが、日本語はなぜか入ってません。
なぜ使いだしたかですが、ADAをBitrexで持っていましたが、手数料が少し高いと思い、調べたらBinanceがありました。スマホアプリもさくさく動くし、調べると経営陣も金融業界で経験があり、セキュリティにも良さそうとのことで使うことにしました。
そうすると、使い勝手が良いのでメインに使うことになりました。
一番気に入っているのは、スマホの操作性がいいので市場が大きく動いても、外出中に速攻で売買注文ができることです。
Poloと違い、指紋認証なのも早くてよいです。
今では、海外では、
- Binance・・・多数のオルトコイン取引
- Poloniex・・・多数のオルトコイン取引副取引所、Stop limit order用
- BitMEX・・・レバレッジ取引用
国内では、
- Bitbank・・・XRP入金->決済用
- bitFlyer・・・BTC入金->決済用
にほぼ取引は集中するようになりました。この中でサーバ負荷により困ることがなかったのはBinanceのスマホアプリですね。(PCは重くて注文しにくいことがありました)
市場が大きく動く時に、日本に仮想通貨を送金して円に返還する場合は、BTCはスプレッドが小さいですが、時間がかかり、市場が下げて損失を被る可能性があります。よってBitbankによるXRP入金をメインで使用しています。
急がない場合は、レートのよいBTCをbitFlyerに戻して円で銀行に出金しています。
万一、これらの取引所にもハッキングとかあって、コインチェックのようにお金を引き出せなくなるととても困るので、ニュースが出たら、すぐに円転して、銀行に送金する手続きをします。
海外の取引所は、Binanceがいいのですが、こちらも万一のハッキングリスクを考えて、3つに分散しています。
これらの取引所の使用がちょうどいい感じかな…と思えるようになりました。
なお、現在の一番のお気に入りは、BitMEXです。オルトコインはもうあまり買わないようになったのと、BitMEXは日本語対応で使いやすく、経営陣やチームも信頼できます。
レバレッジ取引なので「危ない」とか思うかもしれませんが、「1倍」でやれば、買う時にも、また、売りPositionを立てるのも容易で、暴騰、暴落相場で利益を狙えます。
さらにFXなどでは怖い、追証や不足金も一切発生しません。実は最近、日本では追証がかかるような取引をBitMEXでやりましたが、追証は一切かからず、口座資金が0になっただけです。
口座に少額だけ置いて取引をするのがいいと思います。そして利益が出たら出金する…(そうしないと、ついつい大きい取引をして損をする可能性も出てきます)
Binanceの話をしていたのに、ついついBitMEXの話をしてしまいました。
話を戻して進めます。
Binanceの昨年の取引データの生データのエクセル出力
取引データは、多量にあります。入出金データの整理、取引データの整理、取引データと入出金データの突合せ、という順番でご説明いたします。
入出金データの整理
まずは、バイナンスにログインします。ここで、仮想通貨の入出金履歴をまず見るために、赤の印の箇所をクリックします。
まずは入金からです。Depositeの黄色の箇所を押して、右側の赤の箇所でエクセル出力します。
すると以下のようなエクセルデータが入手できます。とりあえずこのまま置いておきます。
次に送金データをロードします。黄色の箇所をクリックして、右側の赤の箇所をクリックし同様にエクセルデータをロードします。
すると以下のようなデータが得られるので、これもこのまま置いておきます。2018年のデータもまざっているので、あとで2017年分のみ使用します。
取引データの整理
次に取引データをロードします。
赤の箇所の「Orders」「Trade History」をクリックします。
すると、年月日の指定のWindowが出てきますので、昨年の日付を入れます。
入れました。そしてSearchを押します。
すると以下の画面が出ますので、「Export」をクリックします。
以下のようなエクセルが出力されます。これは一部だけの抜粋です。
ここで日付の順が逆なので、整理しやすいように時系列順に並べ替えます。対象行を全部選択し、(Ctrl+A) 以下の赤の箇所をクリックします。
そして以下のウィンドゥが出ますので、Dateを指定し、昇順を選択します。
そして、以下の赤印を確認し、「OK」を押します。
すると、以下は抜粋ですが、すべて昇順になります。
ここでよく見ていただくと、エクセルのセルの左上に緑の▼印があります。これは、セルの中が数値でなく、文字列の意味です。このままでは足し算が計算できませんので、文字列を数値に変換します。
まず対象の列を一列のみ選択します。二列以上は実施できません。一列です。
そのために、赤枠の「区切り位置」をデータのタブからクリックします。
すると、以下のような画面が出ますが、ここで「完了」にします。「次へ」とかする必要なく変換できます。
変換できましたので、緑の▼印はなくなりました! 他の列も一列ずつ同様に実施します!
次は通貨毎に整理します。最後に「計」とタイプし合算します。
他の行に同様の通貨があるかもしれません。その分も移動して持ってきます。同様に、全ての通貨ごとに整理します。
以下は、途中行を省略しています。
なお、ここでF列のTotalは、Marketで示された右側の通過です。15Fは、QTUMBTCなので、単位はBTCです。約0.5BTCずつオルトコインを買っていきました。
ここでQTUMBTCの例で左から
Price・・・Market欄の左の文字の通貨の値段
Amount・・Market欄の左の文字の通貨の数量、つまりQTUMの数量
Total・・・Market欄の右の文字の通過の数量、つまりBTCの数量
Fee・・・HのFee Coin, QTUM単位の手数料
ここで注意ですが、BNBで支払うと手数料が半額とありましたが、その対象はここにBNBとH欄に書いてあるのみです。BNBでの取引か、USDTの取引が対象です。
入出金データの突合せ
これで取引データの整理ができたので、最初にLoadした、入金、送金のデータをDateの位置を認識しながら移動していきます。
まず、エクセルのデータの並びをそろえるために、WithdrawとDepositのエクセルにC、Dのようにダミーの列を追加します。
そして、Withdrawは、「送金」とタイプして、年月日時刻に並べて通貨毎に移動します。
同じように、DepositについてもC、Dの列を追加し、入金とタイプします。
そして、全部取引のデータの箇所に、時刻順、通貨ごとに移動させます。
それが終了したら、次の整理です。
G、H,Iの欄を作り、それぞれ円で、BTCの時価(円)、売買したオルトコインの円の値段、手数料の円の換算の列を追加します。
そして、BTCの部分は、あとでまとめて値段を入れるので、「???」マークを入れておきます。
コインの円換算の式も入れます。F行のBTC換算のコインの額にBTCの日本円換算の値をかけると出ます。
手数料は、QTUM建てになっていますので、QtumのBTC表示の値段にBTCの円価にFeeの数量をかけると、円の値ででます!
次の例はUSDT建ての売買の場合です。まず手数料ですが、BNB建てになっているので、「BNB値段」と書いておき、あとでまとめて入力していきます。
そして、USDT建てなので総量の計算欄には、「USDT値段」というのを記述しておき、あとでまとめて入れていきます。そして、BTC売却によるUSDTの総量にUSDTの値段を入れれば、BTCの売却の円価がでます。
これでBinanceの取引データの一次データの整理ができました。
取引所毎の一次データの整理は、これで終了となります。
まとめ
Binanceのデータの一次整理が終わり、すべての取引所の一次整理が終了しました。
これからは、通貨毎に、すべての取引の損益を、BTCやUSDTの参考円価格をもとに、計算していきます。
なお、気がつきましたが、これらを年を越えて実施しましたが、そうすると他の雑所得とどの程度損益が相殺できるか、あるいは税率が変わることを考え、どこまで利益を抑えるか、あるいは損失を出さないか、はわかりません。本当は、11月中にでも整理し、12月には、その状況をもとに売買をした方が良いです。特に、損失を出す場合は、翌年繰越もできないので、利益と相殺する、とか細かいことを実施した方がトータルの納税額が抑えられます。
これが株式だと、12/1の時点で、1/1-11/30の損益が出力できます。仮想通貨ではそれができないのが不便です。
よって、年初めの保有コインの買い付け額での残高総額を記録しておいて、あとは入出金額を整理しておき、11/E時点で保有額の時価を計算するとおおまかな損益がわかります。
自分の場合も利益確定を2018年1月に実施したので、この確定申告のデータ整理をする時に、保有コインの買い付け額算方総額を一緒に整理します。そして、2月時点の入出金履歴でその時点の損益を計算し、今年の税金対策を考えていくことにします。
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