仮想通貨の確定申告の作業を段階的に行いながら、初心者向けの記事も作成していました。
多量の複雑な取引を整理していきます。何回かのシリーズになりますが、今回はいよいよ皆さんが使用しているbitFlyer編です。
HPにアクセスして、過去の入金、出金状況をまず確認して、全体像をつかみ、そのあとで、取引履歴を
エクセル化していきます。
なお、税金計算上の疑問点については、税務署にも適宜電話で確認していきます。
bitFlyer
仮想通貨を2017年の8月頃開始した時には、bitFlyerを使用してませんでした。理由は、電話サービスがないことと、そのためメールで質問しても回答が一週間以上もあとだったからです。
これではとても緊急時には対応してくれないと思い、アカウントは開きましたが、利用してませんでした。
ただ、サービスが良くなり、利用者保護の保険にも入り、質問しても割りと早く回答がくるようになりました。
それから、仮想通貨でFXをできることに魅力がありました。
また、国内の取引所の中では、FXの機能がすぐれています。何がいいかというと、「Trailing Stop」という機能があります。
これは、例えば、値段があがっていく局面では、一番高くなった時からXX落ちたら、売り、というような注文を出せます。
右肩あがりになればなるほど利益を上げやすく、自動で執行されるので、チャートを見てなくても良いです。
国内の取引所には同じ機能をもった取引所はありません。
海外の取引所でもPoloniexはこの機能はないです。BitMEXにはこの機能があります。
bitFlyerの昨年の取引データの生データのエクセル出力
それではまず入金の履歴についてみます。現物の仮想通貨取引とFXの取引は別々の取引となります。
ただし、仮想通貨のFXは、為替のFXと同じ扱いにはなりませんから、現物の取引と同様に資料を作ります。
1)現物取引
それでは、現物取引のデータをダウンロードしていきます。
左画面の「お取引レポート」をクリックして、Windowに対象の年月を入れていきます。
昨年分なので、2017/12/31までで良いです。 私の場合は、取引開始は昨年の8月以降なので、2017/08/01から
としました。
そして、入出金のところをクリックすると、その様子がわかります。去年は、入金と、外部、つまり海外の取引所へのBTCの送付しかしてないですね。出金したのは2018年でした。
次に、「すべてのお取引」をクリックしてすべてのデータを選択します。
そして、次に右上のボタンでエクセルファルをダウンロードします。
エクセルファイルが開きます。なんと、221行もあります!
ちょっと絶句する気がしますが、整理していきましたが、それほど、といっても1時間位かかった気がしますが、時間はかかりませんでした。
ここで、気になるのが「手数料」です。これって日本円でなく、BTC建てです。
念のため計算します。Fの列の青色のBTCの分と、Hの列の赤の円貨を掛けて計算してみました。
すると、購入にかかった費用と同じなので、やっぱり手数料は円貨としては引かれてません。ここで引かれていれば計算が楽になりますが、別に手数料を円貨で計算する必要がでてきました。こういう計算が必要ってわかっているはずなので、bitFlyerさん来年は改善お願いします!
以下のように、赤の経費欄を作って同様な式で手数料をすべて経費として計算する列を入れました。それからいらない列は参照用に右側に移し、必要なものを左側に移動させました。
そして日付の順が逆順なので、昇順に買えます。右側の赤丸から並び替えを選び、列Aの日付の順で昇順に整理します。
これで昇順になり、整理しやすくなりました。
つぎに、一次整理です。
以前Coincheckなどの取引所の例でご説明したとおり、買い注文や、売り注文は、ひとつのオーダで沢山の取引がなされているので、まとめます。
以下では、青色で計となっているところです。ここで、複数の取引をΣで合計しています。
それから黄色の箇所ですが、受取があります。これは、bitFlyerからもらうポーナスとエクセルの右端に書いてました(ここでは表示されてません)
これも,BTCの単位だけだったので、日本円の換算士式を入れます。そして、この分は利益なので、「利益」欄を作って形状です。4.3円位。小さいですね。
それから、???とありますが、BTCを預け入れしましたが、値段がわからないので、???と書いてます。
あとでBTCについて、日付ごとにつき合わせて埋めていく必要があるので、????というマークをつけました。
よって、このあとの利益計算もできないので、全部ブランクです。
これですべての一次的な整理が終わりました。
最初はBTCを43万位で買ってますね。このあと、12/8前後までにBTCは上昇トレンドになってるので大きく買い増しし、そのあと、値段が下がったら、レンジブレークして上昇開始したXRPに変換しました。
この戦術はあたりました。でも2017年は税金が怖くて、売りませんでした。
12/8になぜ買ったかですが、
「ボーナスが12/8, 12/10, 12/15と支給される予定だが、白熱している仮想通貨に必ず資金はくる」
「シカゴの先物に上場することになったが、そうすると機関投資家なども購入したり、ファンドに入れて組成することになる、あるいはそういう思惑も働いて上昇するシナリオ」
「100万超えて勢い良く上がる時に、200万は超える」
と考えたからです。「200万超える」が本当に当たるとは思いませんでした。
まとめ
bitFlyerの仮想通貨取引について、確定申告のために一次データの整理をしました。沢山取引があるので、それなりに大変ですが、やり方がわかれば機械的にできます。
今回は現物取引対象になりました。次回は、bitFlyerのFX取引についてご紹介します。
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