仮想通貨の確定申告の作業を段階的に行いながら、初心者向けの記事も作成していました。
多量の複雑な取引を、取引所毎に整理し、一次データまで作りました。
いよいよ総整理で昨年の損益を確定します。それで税金も決まります。
進めてわかりましたが、驚愕の事実があります!
今回は以下のステップの4を実施します。
- 一次データのセルの記入内容の統一
- 通貨毎に一次データの時系列毎の転記とBTC時価による計算
- USDT時価の転記とBTC値段による利益計算の実施
- 最終点検及び確定申告用に印刷
- 今年の損益確認・年末手仕舞い用のデータの整理
なお、税金計算上の疑問点については、必要な箇所は、税務署にも適宜電話で確認していますが、このサイトでは個人の方の確定申告までは責任負えませんので、参照程度に見て頂き、具体的な疑問点や確認は税務署にされることをお願いいたします^^
不整合点の確認方法
作成したエクセルファイルを見て、以下の点を点検・確認し、情報がなければもう一度探して追記していきます。
- 仮想通貨の入出金は明確か?
- その時の円換算の単価は間違いないか?
- オルトイコンを購入する機軸通貨であるBTCやUSDT,BNBなどは残高確認をしながら時系列的に追っているか(単価の計算が損益計算上必要なため)
- 手数料や利益が明らかにおかしいところはないか?(その場合は計算式が間違っている可能性があり)
そして、源泉データとしては、以下を確認します。
- 取得してあるエクセルデータ
- サイトのデータを探し再確認
もし、1の取得してあるエクセルデータで発見できない場合は、サイトからロードしてきたときにミスがあった可能性があります。
よって、サイトのデータをまた探しにいき、必要なものを発見できたらそれを転記するとともに、今までのエクセルのデータとの不整合点を修正しておきます。
実際やった結論としては、2は必要ありませんでした。
それではこの順で仕上げ点検していきます。そして気になる注意事項などを記述していきます。
仕上げ点検
点検しながら気がついたことは以下です。
- 日本の取引所でBTCを円と売買するので、そこは重要な管理ポイントである。取引所名と売買履歴を確実に入れること。
- BTCの残高を売買のたびに時系列的に必ず記録し、そして買ったときだけ単価を再計算すること。この値が売ったときの利益の計算になるので(移動平均法)必要。
- 送金した際の手数料は記述される取引所とそうでない取引所がある。よって送金と入金の履歴をすべて入れると、1.0BTC->0.998BTCになったのがわかるので、その0.002BTCを経費として入れる。
- データは、エクセルで「非表示」に折りたたんでないか。
- 数値表示は、マイナスを赤字でなく、きちんと「-」で表示させているか。そうでなければ、その列の書式を一括変更する。
- 機械的にやるのでなく、特に損益計算においては、「元となっている入手価格はいくらか」「それをいくらで、いつく分売却したのか」「損益はオーダ的にまちがいなさそうか」と考えながら整理する。
以下、一部ですが、解説します。
最初に右上に、経費のトータルと、それから損益トータルから経費を引いた利益をすぐわかるように表示されました。
そんなに利益が出てなかったと思いますが、恐ろしいことに8ケタぎりぎりで超えました。12月にBTCをオルトコインにかえたのですが、その時は、「BTCを利益確定した」と同じことになるので、それが大きかったです。
それが12月にわかっていれば、もう少し税金対策できたかも….いや、かなりの急激なバブルだったので無理ですね。そういう人は多いのではないでしょうか?
説明を続けると、オレンジ色の枠で、BTC残高を売買するたびに入れて、そして、BTCの単価を円で入れてます。これを必ず更新して、オルトコインを購入した時の利益をその時のBTCの時価と差し引く必要があります。
ここで見てもわかるように、取引の度にBTCの時価が変わっていく、「移動平均法」を使ってます。
そして、緑色の枠にあるように、利益計算を行います。ここでは、
損益 =
BTCの売却した数(オルトコインに換えた数量) X (BTCのその日の売値-BTCの移動平均法による入手価格)
となります。
直感的にこのまま簡単に納得して、納税するような話ではありません。
アドレナリン全開です。
本当に計算間違えがないか、最低2回は確認します。
また、これらの計算を自分で実施してきましたが、これらの計算を税理士さんにやってもらうというのもかなりハードルが高い気がします。
しかし、オルトコイン含めてかなりの取引をしていて実態がわかる税理士さんってなかないいないと考えます。
私が国税庁や、金融庁、経産省、消費者センターとかに問い合わせしても、また、その方が仮想通貨担当だっとしても、理解が深い人はいません。なぜならサラリーマンの人は、実業に忙しくてそんなに多数の取引してないためと考えます。
国税庁の税理士さんでもそうなので、普通の税理士さんではなかなか難しいと考えます。
また、これらのとても複雑な整理をするのは、「とてもやりたくない仕事」ではないかと考えます。
まぁ、もう一年たてば状況は変わると思いますが、FXに比べと何倍以上に理解が難しいですね。取引をしている人でないと本当に理解できないと考えます。
【とても重要】なお11月前にBTCを安値で買っており、それをオルトコインに変換やBTCの売却をするが、12月にBTCを高値で買ったBTCを来年にも持ち越している場合は、総平均法の方が有利になる可能性がある。その場合は、両方の計算方法で確かめ、有利な方を選ぶ。(収める税金が自分にとって大きいと感じる場合は、時間をかけても両方計算しましょう)
まとめ
私の直感ですが、総平均法にすると税金が百万円くらいやすくなると考えます。なぜかというと、12/E時点でBTCをまだかなり保有しており、その購入単価が高いからです。
ガチホ*していた方は関係ないですが、そうでない方で一気に売り逃げという方もあまりいないのではと考えます。12月の時点では、まだ投資熱は相当高かったので。
*ガチホ….ガチのHold。簡単に売らなく持ったままのこと。
このあとの記事も期待していてください。
わかりにくいところとかあればご指摘いただければ、回答、修正いたします^^
(確定申告の時に、このブログを見て頂き、やり方を確認して欲しいです。追徴課税されたくないので、印刷してもっていくかもしれません… あるいは国税庁/税務署関係者の方が見られていたらご指摘頂ければ幸いです。あるいはご質問されたら理解の一助としてご説明します!)
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