仮想通貨の確定申告の作業を段階的に行いながら、初心者向けの記事も作成していました。
多量の複雑な取引を、取引所毎に整理し、一次データまで作りました。
いよいよ総整理に入ります。以下のステップで整理いたします。
- 一次データのセルの記入内容の統一
- 通貨毎に一次データの時系列毎の転記と疑問点の識別
- BTC時価、USDT時価の転記と利益計算の実施
- 最終点検及び確定申告用に印刷
- 今年の損益確認・年末手仕舞い用のデータの整理
なお、税金計算上の疑問点については、必要な箇所は、税務署にも適宜電話で確認していますが、このサイトでは個人の方の確定申告までは責任負えませんので、参照程度に見て頂き、具体的な疑問点や確認は税務署にされることをお願いいたします^^
目次
使用していた取引所一覧
仮想通貨の取引所は沢山開設していましたが、取引履歴をすべて調べたところ、結局以下の取引所を使用していました。この取引所のデータの範囲で整理をしていきます。
国内取引所
- bitFlyer
- bitFlyerFX
- bitBank
- GMO
- coinckeck
海外取引所
- Binance
- Poloniex
- BitMEX
- Kraken
- BITTREX
- GATEHUB
一次データのセルの記入内容の統一
FXやレバレッジ取引(BitMEX)は差金決済なので取り扱いは別にし、これらは個別に損益を計算します。
その他のものは、FileをすべてOpenし、最小公倍数となる列を決めました。
並び方ですが、過去に米国の証券会社の資料をもとに確定申告した時のデータの並びと日本の証券会社の年間取引所の並びをもとに、今回検討し、以下の並びとしました。
- 日時
- 銘柄
- 売り買い又は送受金
- 数量
- 単価(通貨建て)
- 単価(円建て)
- 増減資金(対象コイン建てで必要な場合のみ*)
- 円換算レート(BTC,USDT,BNB等必要な場合のみ*)
- 増減資金(円換算値)
- 手数料(通貨建て)
- 経費(売買手数料、送金手数料等の円換算)
- 損益(円)
なお、取引所によりその他の中間計算用の値が必要な場合は、この共通列以外のものを別途使用するものとします。また、データの各取引所からのコピーは、「数値」でもってきて式は入れないこととします。(式の再計算が壊れることがあるので)
*海外の取引所を想定
この内容にし、各取引所の一次源泉データをこの並びにすべて合わせます。そうすると転記がしやすくなります。作業しましたが、スムースにできることを確認しました。
整理の順番
整理の順番ですが、まずは日本の取引所から実施しましょう。そのあと、海外の取引所です。そして差金決済(FX、レバ取引)分です。
日本の取引所
並びについては検討しましたので、各取引所のデータの列を移動して整理していけば思ったより簡単に済みました。
以下がコインチェックの例です。ハッキング事件により、サーバアクセスできないこともあったので、早めにデータを取り出しました。
以下のものは一次データでした。
緑色のものが並びに相当するもので、該当するものがあれば、そのまま、必要に応じて列を移動して使用しました。
ないものがあれば、列を挿入しました。(例:E~H,J~L) この時データをざっと見て整理すれさいるか確認しました。
次は、GMOコインのものです。ここでは、金額の箇所が「+0.8BTC」と文字表示になっているので、今後の計算上、数値に変換する必要があります。まず該当セルを選んで、「BTC」を置換して「」なしにします。(すべて置換をPush)
すると以下のようにBTC表示が消え数値で扱えます。
9行目で整理するために、3行から8行まで合計すると、0になりました。
残高0となり、9/19に他の取引所に送金しています。残高がわからない時は適宜合計欄を追加するといいです。
ここまではGMOコインでした。
次の例はBitBankです。同じように列を整理していきます。
ここで、4行から15行まではまとめてひとつの行にします。一番下の赤の箇所です。
そして、ここでの単価は全部同じです。手数料は合算します。
以下の赤枠のように、Sellは合算できました。
次に買いの部分の整理をします。ここでは、成り行き買いだったので単価がばらばらです。
これでは損益計算や、コインを移動した時に困るので、平均単価を計算します。
そのため①で、まず費用を全部合算します。これが0.9401分にかかった費用です。
そして②は、①を0.9401で割ったものです。そうすると1BTCあたりの単価が出ます。
この単価は、③の引き出しのところにも緋も付けます。なぜなら、このBTCを他の取引所で他の通貨に交換したときの利益計算のもとになるからです。
④の残高にも参加を入れます。そして、⑤の0.001BTCの手数料もこの単価で計算しておきます。
これらで必要ない情報は、「非表示」でたたみ、コピペに必要そうな情報だけ表示させます。
また、???の箇所は、あとでBTCの値段を入れたり、損益計算をするところです。
このような感じで他の国内の取引所も比較的簡単に整理できるます^^
海外の取引所
以下は、Binanceのものです。同様に整理できます。
上の方に緑色で、見易さのため、共通的なタイトルはコピペしておきます。
差金決済取引所
差金決済分については改めて整理するものはありません。海外の取引所(BitMEXなど)でBTCの日本円の値段がわからなければ、あとでまとめて調べれば計算はすぐ終わります。
まとめ
一次データの再整理は思ったより時間かからずにできました。次の作業は、以下の2の作業になります。
- 一次データのセルの記入内容の統一
- 通貨毎に一次データの時系列毎の転記と疑問点の識別
- BTC時価、USDT時価の転記と利益計算の実施
- 最終点検及び確定申告用に印刷
- 今年の損益確認・年末手仕舞い用のデータの整理
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