仮想通貨やブロックチェーンという技術を把握する時には、「マイニングとは何か」を把握する必要があります。
ブロックチェーンとか、マイニングとか、説明を見るとなかなか難しく思えるかもしれませんが、ビットコインを例になるべく易しく短く、解説してみます!
単なる技術の説明でなく、今後、どういうトレンドになるのか、利益はあげられるのか、リスクは何か、ということについて説明いたします。
目次
ブロックチェーン技術の要諦
「ブロック」だ、「チェーン」だと出てきますが、重要な点は、以下です。
- コンピュータシステムをコインを発行する側が準備しなくても、世界中の人が準備してくれる。
- その報酬のための計算が「マイニング」である。
マイニングとは、鉱山での「採掘」の意味ですが、計算をすると、ビットコインなどの仮想通貨が報酬としてもらえるので、掘り出したような意味合いがあるので使用されています。
「ブロック」は、あるまとまった取引のパッケージです。あなたが、0.1ビットコインを送付しようとしたら、同時期に送付しようとする人の分をまとめて、取引単位の「ブロック」が生成されます。
そのブロックは、サイズに限りがあり、ビットコインの場合、10分に一回、各コンピュータが競って計算して答えが出るように調整されています。
よって、沢山の取引が来ると、計算に入る前の待ち状態になります。そのため、1時間たっても、5時間たっても送金されない、ということが起こります。
ここは、重要ですので、認識しておいてくださいね。
マイニングで行っていること
マイニングで行っていることは、「総当たり計算です」
世界中のマイニングに参加しているコンピュータが、総当たりで手当たり次第に計算して、早く「0になる回答となる数字」を、一番で見つけたコンピュータに、2018年時点では、12.5ビットコインが支払われます。
性能の早い計算機の方が、総当たりの計算を沢山できるので有利ですが、もし一番高速な計算機があったら、その計算機がいつも報酬を独占ということはありません。
例としては、最初に回答をラッキーに見つけた計算機に報酬が支払われます。宝くじを沢山引いた人の方が、当選はしやすいですが、少ない人(計算速度が遅い計算機)が当選することもあります。
しかし、12.5ビットコインは大きいですね。もしも自宅のPCで掘り当てたら、1ビットコインが100万円だとすると、1250万円、とっても大きな額ですね。
マイニングの今後のトレンドと報酬の関係
以上の例でわかるように、報酬を得るためには、ビットコインのブロックが沢山作られること、そして競争がなるべく少ないことが有利です。
そして、ビットコインの値段が高い方が良いです。
これらの関係を表で表しましょう。セルの中身は報酬です。(小、中、大)
生成されるブロック数 | 小 | 中 | 大 |
計算機のライバル小 | 小 | 中 | 大 |
計算機のライバル中 | 小の小 | 小 | 小~中 |
計算機のライバル大 | 極小 | 小の小 | 中 |
これを見ると、生成されるブロックの数が多くて、ライバル少ない方がいいですが、マイニングは儲かるという認識で世界各国でライバルが参戦してきてます。
その参戦の数の増加と、ブロックの増加の量が比例していたら、報酬は同程度が維持できます。
ただ、ライバルが増え、ブロックがさほど増えないと、報酬は減っていきます。
また、マイニングの報酬は、半減期というのがあり、今まではほぼ四年に一度、半分になってきました。(例: 2016年に、25ビットコイン->12.5ビットコイン)
マイニングの方法
現在は、主に、以下の種類のマイニングがあります。
特徴 | メリット | デメリット | |
自分のPCでマイニング | 保有のPCで気軽に始められる。 | 追加費用がかからない。 | 収益が低い。(一ヶ月で電気代除いて4000円程度) |
専用マイニングマシンを準備し自宅マイニング | 性能の高い専用マシンを購入し、組み立てて実施。 | 性能が高いのでより多くの報酬が得られる。 | 自宅に、スペースをとって置く必要がある。初期コストがかかる。 |
クラウドマイニング | 専用の会社に、サービスとして申し込む。 | 自宅に何も設置する必要がなく、追加した資金に応じて収益も高そう。 | 確実に信頼できる業者を選択する必要がある。詐欺にあわないように注意する必要有り。 |
現在、私は、自宅の高性能ゲームマシンでマイニングを行っています。
グラフィックボード(グラボといいます)は、GTX1070です。毎日、収益の予想が出ているので、ブロック数の取引状況がわかり便利です。
また、クラウドマイニングも3社ほど契約して、各種通貨において、実績データを蓄積中です。
海外の業者を調査したところ、現在のビットコインのクラウドマイニングの利益は、年率60%~365%となってます。本当にそのとおりになるか使用し検証していきます。
マイニングのリスク
マイニングには、以下のリスクがあります。
- ライバルが増えると報酬が減る。
- 半減期になると、報酬が突然半分になる。
- クラウドマイニングの場合は、業者のサービス停止や破綻の可能性がある。
ビットコインだけ例にとると、半減期がくることを考えると、この数年が一番いい機会かもしれませんね。
それ以外のコインは、また機会が生まれるかどうか、トレンドも確認していきます!
オススメは、クラウドマイニングです。ただし、業者が詐欺でないか、また、管理はきちんとしているか、セキュリティ対策も十分か、コンピュータは盗まれないようにしているか、など総合的な判断が必要。
まとめ
マイニングについて、なるべく簡単に説明しました。クラウドマイニングの業者は、今のところ、海外の業者のみサービスを提供しています。
それらのサービスや、業者のリスク評価も、体系的に行っていきます。また契約した業者は、マイニングの実績やトレンドを記事にしていくので楽しみにしていてください。
現在のところ、セキュリティや管理体制が良く、ビットコインの無期限マイニング契約がある、以下のカナダの、Nuvoo社が、一番着目している業者です。
注) 実績を確認しましたが、以下のカナダの業社は想定のように利回りが出てなく顧客に対する情報開示も疑念がありますので、推奨は現状ではできなくなりました。(2018/6/3)
なお、投資判断は自己責任でお願いします。当サイトでは、投資についての責任は一切負えません。
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